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特集01:経営者のみなさま必見!体質改善に効くIT見直しポイント徹底解説


SaaS導入企業の高い満足度

2010年3月に発表された株式会社大和総研が行ったリサーチの結果(※4)によると、SaaSを導入した企業の満足度として75%の企業が満足と回答しています。M&Aや事業買収による、システム利用規模の変動に即座に対応できる点や、運用部分を切り出すことで少ない要員を本来の業務に集中させることができる点が評価されているようです。
SaaSは、「所有する」ではなく「利用する」という形態で「利用料」としての費用が発生します。そのため中・長期的に利用すると必ずしも費用面でメリットがあるとは言いきれませんが、運用にかかるコストや人件費などを含めたトータルのTCOで考えた場合、SaaSに軍配が上がるケースもあります。
このほかにも、ライセンス型製品と比較した場合のSaaS型製品の特徴を以下表にまとめましたのでご覧ください。
項目名 ライセンス型製品 - SaaS型製品
導入の容易さ サーバやライセンス費用など導入時に費用がかかる スピード導入が可能。
初期費用不要、月額課金
乗換の容易さ 初期導入時のライセンスやサーバ費を回収するまでは乗換が難しい 初期導入費用が不要な為、ライセンスやサーバ費が無駄になることはなく、いつでも利用停止でき、別サービスへ乗り換えることが可能
製品ライフサイクル 自社の状況により決定できる サービスで一律にバージョンアップが実施される
信頼性 自社の運用ポリシー次第 サーバの多重化や稼働率を担保しているサービスが多い。
サーバ2重化・稼働率99%以上
確実性(バックアップ) 自社の運用ポリシー次第 自動バックアップを取得しているサービスが多い。
週次バックアップを基本料金内で提供
カスタマイズ性 買い切り型の為ある程度自社に合わせた運用が可能 導入企業側で項目追加ができるなど柔軟な設計をしているサービスが多い

※赤字部分はSaaS型グループウェアBizcaのサービス内容になります

中・長期的にトータルで負担の少ない方を

システム投資において、どのサービスを選べばメリットが多く得られ、かつTCO削減につながるかは、企業規模や・目的に応じて異なります。
SaaSと自社導入の違い

もしもITがコア事業ではなく、少ない人員で業務を回す必要がある場合、SaaSは最も適したサービスといえます。システムを資産として所有してしまうと、減価償却のリスクや企業の成長スピードに応じたシステム拡張のリスクが常につきまとうこととなります。一方SaaSでサービスとして利用することで、限られた人員が本来の業務にフォーカスできトータルで見た場合コストが下がる可能性があります。長期的な視野でのメリット・デメリットを考慮し、トータルで負担が少ない方を選択することが重要となります。

以上、いくつかのデータを交えながらITの見直しポイントについてご紹介いたしました。今後御社がローコスト経営を実現する際のお役に立てば幸いです。

※1.内閣府 「四半期別GDP速報 2010(平成22)年4-6月期(1次速報)」
※2. TCOとは直訳で「総保有コスト(Total Cost of Ownership)」。コンピュータシステムの導入時に、本体の価格だけでなく保守・運用にかかる人件費、セキュリティ対策・アップグレード・ユーザ教育など維持管理費といったトータルでかかる費用の総額を意味する。
※3. 総務省 「通信利用動向調査(企業編)平成21年度報告書」
※4.株式会社大和総研 情報技術研究所 「コスト削減のためのIT技術導入状況調査」